fbpx

2024.08.08

街中よりも5℃涼しい!避暑地「六甲山」のおすすめ夏イベント

街中よりも5℃涼しい!避暑地「六甲山」のおすすめ夏イベント

標高931mの六甲山上は、街中より約5度涼しく、神戸市街地から気軽に行ける避暑地として人気です。

暑い夏を少しでも涼しく過ごせるようにと、夏季限定のイベントもいろいろと開催されています。

そんな六甲山へ涼を求めて、お出かけしませんか?

「六甲山」ってどんなところ?

rokkosan_1

六甲山は、神戸市街地の西から北にかけて位置し、神戸三宮からは車で約40分、バスと電車で約50分のところにあります。

明治時代に居留外国人によって開発が進み、別荘やゴルフ場などがつくられ、レクリエーションの場として人気になりました。

現在は、展望台や牧場、植物園、ミュージアムなど観光スポットが点在し、多くの観光客が訪れるエリアです。

rokkosan_2

ヒツジたちが自由に過ごす「神戸市立六甲山牧場」

rokkosan_3

日本有数の夜景スポットとしても人気

神戸市街地より涼しく感じられる六甲山は、夏場でもおすすめのおでかけ先です。

そこで、涼をテーマにした夏のイベントが楽しめる六甲山のスポットを3つご紹介します。

クールアスレチックで暑さ吹き飛ぶ!六甲山アスレチックパークGREENIA「超涼祭」

rokkoathleticgreenia_11

写真提供:六甲山アスレチックパークGREENIA

まず紹介するのは、「六甲山アスレチックパークGREENIA」。

「山、空、水辺。すべてが舞台の冒険王国。」をテーマにした日本最大級のアスレチック施設で、合計174ポイントのアスレチックで遊べます。

一部は人気動画クリエイター「フィッシャーズ」が監修したことでも話題のスポット。

9月1日(日)までは、「冷やしアスレチックはじめました」をキャッチコピーにした夏のイベント「超涼祭」が開催中です。

rokkoathleticgreenia_11

写真提供:六甲山アスレチックパークGREENIA

特におすすめなのは、水上アスレチック(小学生以上かつ身長110センチの方対象)。

足を滑らせると水の中にドボンと落ちてしまうハラハラ、ドキドキ感がおもしろく、人気のあるエリアです。

rokkoathleticgreenia_12

写真提供:六甲山アスレチックパークGREENIA

水面に設置されたゴザの上を沈む前に走り抜ける「白熱!水面ダッシュ」や、足場を左右交互に駆け抜ける「駆けろ!スーパージャンプ」など、難易度の高いアスレチックも多く、大人も存分に楽しむことができます。

rokkoathleticgreenia_6

写真提供:六甲山アスレチックパークGREENIA

「超涼祭」期間中の土・日および8月12日(月・休)~15日(木)の11時、14時からは水上アスレチックエリアに1日約25トンの人工雪を投入するパフォーマンスが実施されます。

ひんやりとした冷気を感じながら、水上アスレチック攻略にチャレンジしてみてください。

rokkoathleticgreenia_1

水上アスレチック前にある北極風アスレチックフォトスポット

rokkoathleticgreenia_2

法被を借りて撮影が楽しめる「巨大かき氷風お神輿」

rokkoathleticgreenia_3

「ウォーターガンフェスティバル」と称した水鉄砲が楽しめるエリアも登場。

超強力な電動水鉄砲を使用して的を狙う「ガンターゲット」、仲間同士で水鉄砲を使って水遊びを楽しむ「ガンスプラッシュ」、ほかのお客様との対戦が楽しめる「ガンバトル」の3種類があります。(※別途、体験料が必要です。)

rokkoathleticgreenia_9

ガンバトル/写真提供:六甲山アスレチックパークGREENIA

そのほか、特製冷感スプレーを肌にまとって爽快感を楽しむ「冷感ジップスライド」など、涼を感じられるアスレチックが用意されています。

rokkoathleticgreenia_4

未就学児でも楽しめるコマやボール遊び

rokkoathleticgreenia_5

レストラン「アルペンローゼ」では夏限定の冷やし担々麺やトロピカルソーダの提供も

また、期間中の土・日および8月12日(月・休)~15日(木)は、19時30分まで営業時間が延長され、16時からはお祭り屋台が登場。

フランクフルトや焼きそば、からあげ、わたがし、スーパーボールすくいなどお祭りでおなじみのお店が並びます。

少し日が落ちてから遊びに行くのもいいかもしれませんね。

rokkoathleticgreenia_7

写真提供:六甲山アスレチックパークGREENIA

rokkoathleticgreenia_8

写真提供:六甲山アスレチックパークGREENIA

イベント開催は9月1日(日)までですが、2024シーズンは11月17日(日)まで営業している「六甲山アスレチックパークGREENIA」。

友人や家族で体を動かして楽しめるおでかけ先を探している人には、ぜひおすすめしたいスポットです。


Information六甲山アスレチックパークGREENIA
住所 神戸市灘区六甲山町北六甲4512-98
開催期間

2024年7月20日(土)〜9月1日(日)

電話番号 078-891-0366
公式HP https://www.rokkosan.com/greenia/

自然の力で涼しく!自然体感展望台 六甲枝垂れ「冷風体験」

続いて紹介するのは、建築家の三分一博志さんによって設計された「自然体感展望台 六甲枝垂れ」。

山上に立つ1本の大きな樹をイメージして作られた、自然と調和した展望台です。

rokkoshidare_2

こちらでは、自然の力だけで涼むことのできる冷風体験ができます。

展望台では、六甲山の冷涼な気候をいかして、毎年冬に「氷棚(ひょうだな)」に雨水を溜めて天然の氷が作られます。

できた氷は切り出され、展望台内部にある「氷室(ひむろ)」に貯蔵されます。

rokkoshidare_9

写真提供:自然体感展望台 六甲枝垂れ

毎年、自然体感展望台 六甲枝垂れの開業日である7月13日になると、氷室の扉を開放し、六甲山上に吹く風を取り込む「氷室開き」が行われます。

rokkoshidare_8

写真提供:自然体感展望台 六甲枝垂れ

氷室を通った風は冷気となり、展望内部の「風室(ふうしつ)」にあるヒノキの椅子から出てきて、風室内が冷やされます。

rokkoshidare_6

冷たい風とヒノキの香りに癒される

rokkoshidare_10

六甲スノーパークでの切り出し作業/写真提供:自然体感展望台 六甲枝垂れ

残念ながら今年は暖冬の影響で氷ができなかったため、近隣の六甲山スノーパークの人工雪を氷室に貯蔵することになったそうですが、風室内に入った瞬間に感じるひやっとした冷気に、汗もすっと引いていきました。

冷風体験の他に、自然の中でアートを体感できるのも、展望台の見どころのひとつ。

2024年11月24日(日)までは、「パワーワード展」と題して、言葉をテーマにした体験型のアート作品が展示されます。

rokkoshidare_1

rokkoshidare_3

イチハラヒロコさんの作品

現代美術アーティストのイチハラヒロコさんの作品や、SNSで人気のイラストレーター・ふゅさんによる女の子の恋愛にまつわるイラストなど総勢12組のアーティストの作品が展示されています。

rokkoshidare_4

ふゅさんに寄せられた人生相談をめくると、イラストと回答を見ることができる

rokkoshidare_5

パワーワードが施された乗ることができる作品も。六甲山上からの景色を眺めながら楽しめる

rokkoshidare_7

氷室があるフロアにはアン ミカさんと大垣ガクさんのコラボ作品が展示されています

rokkoshidare_11

写真提供:自然体感展望台 六甲枝垂れ

夜にはライトアップされ、また違った表情を見せてくれる自然体感展望台 六甲枝垂れ。

神戸の街を見渡せるビュースポットなので、アートとともに眺望も合わせてお楽しみください。


Information自然体感展望台 六甲枝垂れ
住所 神戸市灘区六甲山町五介山1877-9
開催期間

<冷風体験>2024年7月13日(土)〜氷が溶けるまで

<パワーワード展>2024年4月5日(金)〜11月24日(日)

電話番号 078-894-2281
公式HP https://www.rokkosan.com/gt/

音で涼を楽しむ!ROKKO森の音ミュージアム「30th Anniversary 避暑地でひんやり 森の音サマーフェア」

rokkomorinonemuseum_10

写真提供:ROKKO森の音ミュージアム

最後に紹介する「ROKKO森の音ミュージアム」は、「音」×「自然」をコンセプトにしたミュージアム。

オルゴールなど自動演奏楽器の展示やコンサートのほか、中庭の「SIKIガーデン~音の散策路~」では季節の植物や音の展示を楽しむことができます。

rokkomorinonemuseum_1

こちらでは、8月23日(金)まで、開館30周年を記念した「30th Anniversary 避暑地でひんやり 森の音サマーフェア」を開催中。

目や耳で涼を楽しむスポットが登場しています。ツリーハウスには、デザインの異なる風鈴が飾られていて、涼やかな音色に、ほっと心が癒されます。

rokkomorinonemuseum_2

こちらは、座ると音楽が流れる「音のベンチ」。聞こえてくる音色に想像力を膨らませ、近くにあるボードでウォーターペイントを楽しむこともできます。

rokkomorinonemuseum_3

園内のあちこちにハンモックやベンチも設置されているので、虫の音をBGMにゆらゆら揺られながら、のんびり過ごすことも。木陰に入ると涼しさが増し、とても心地良いです。

rokkomorinonemuseum_5

ガーデン内にはカブトムシの姿も。持ち帰ることはできないのでそっと観察

rokkomorinonemuseum_5

館内「森の音ホール」の2階にあるコンサートルームでは、19世紀後半から20世紀初頭にかけて欧米で親しまれたオルゴールなどの自動演奏楽器による「演奏家のいないコンサート」を毎日開催。

涼しい屋内で、澄んだオルゴールの音色を聴くひとときを楽しむのもいいですね。

rokkomorinonemuseum_6

また、ミュージアム内にある「森のCafé」では、30周年を記念した夏季限定メニューが登場。

フルーツをトッピングしたデニッシュと、ソフトクリームがセットになった「フルーツデニッシュ」や、涼しげな見た目の「ブルーレモネード」 がラインナップされています。

rokkomorinonemuseum_7

夏季限定の「抹茶フロート」

rokkomorinonemuseum_8

ファミリーにおすすめしたいのがオルゴール組立体験です。

一般コースでは約40曲から好きな曲と好みのケースを選び、世界にひとつだけのオルゴールを作ることができます。

夏休み限定で「オルゴール組立体験レポート」も無料配布されているので、お子様の自由研究にもおすすめです!

rokkomorinonemuseum_9

ミュージアムショップでは、開館30周年を記念してイラストレーター兼絵本作家の山田和明さんによる描き下ろしイラストがデザインされたオルゴールも販売されています。

楽曲は約500曲から選べます。来館の記念に、ぜひチェックしてみてください。


InformationROKKO森の音ミュージアム
住所 神戸市灘区六甲山町北六甲4512-145
開催期間

2024年7月1日(月)〜8月23日(金)

電話番号 078-891-1284
公式HP https://www.rokkosan.com/museum/

8月24日からは「神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond」がスタート

rokkosan_2

神戸・六甲山上を舞台に毎年開催される現代アートの芸術祭「神戸六甲ミーツ・アート」が今年も開催されます。開催期間は、2024年8月24日(土)〜11月24日(日)。

15回目を迎える今年のテーマは「新しい視界 Find new perspectives.」。

日常を少し離れ六甲山の魅力に触れながら旅をするように、様々な価値観と出会う芸術祭、そうした場をアーティストとともに生み出すことを目指して、テーマが決定されました。

今年は、過去最多となる61組のアーティストが参加。野外アートゾーンの拡充や、散策路沿いに作品を展示するトレイルエリアの増設、子ども向けワークショップ等の開催も予定され、これまで以上に、六甲山の自然とアートを楽しめる内容になっています。

六甲山の自然と融合したアートの世界をぜひお楽しみください。


Information神戸六甲ミーツ・アート2024 beyond
開催期間

2024年8月24日(土)〜11月24日(日)

公式HP https://rokkomeetsart.jp/
【取材・文】中田優里奈

神戸在住のライター。関西の観光、グルメを中心に企画・取材・執筆・撮影を担当。旅行とエンタメ全般が好き。地元の魅力を発信したいという思いのもと、日頃から神戸の街を歩いてネタ探しをしています。

  • Facebook
  • X
  • はてなブックマーク
  • LINE

OTHER COLUMNS

TOP